昨年のコンサートでは、バロック期から後期ロマン派までの作品を取り上げ第一部を構成しました。今年は、20世紀に活躍したイタリアの作曲家O.レスピーギ(1879-1936)とP.マチーラ(1887-1967)の作品を取り上げます。レスピーギとマチーラは師弟関係でもあります。二人の音楽から20世紀を迎えた欧米の音楽の空気を感じ、現代への流れも感じてみたいと思って選びました。第二部では≪愛と祈り・生きる≫をテーマに構成しています。
そのテーマの曲には激しいものも優しいものもありますが、今回は、心を温めて穏やかにしてくれるモーツァルトやヴェルディの曲を選びました。第二部の最後には、今年私が作詞作曲した、4曲からなるオリジナル連作歌曲集『魂の方程式』を初演いたします。