渡辺えりが演劇を志すきっかけとなった不朽の名作をついに故郷・山形で上演!
劇団3○○の主宰、演出家、女優、歌手として卓越したパワーで活躍し続ける渡辺えり。演劇を志すきっかけにもなったという憧れの作品である、テネシー・ウィリアムズの出世作『ガラスの動物園』と、別役実がその後日譚として書いた『消えなさいローラ』の世界初となる二本立て上演に挑みます。
高校生だった16歳の時に山形県民会館で観て号泣し、演劇の道に進もうと決意した「ガラスの動物園」と、その後日談を書いた別役実さんの「消えなさいローラ」を同時に演出できる日が来た。「ガラスの動物園」に影響を受けた劇作家は多く別役さんもその一人だが好きすぎて続きを書いてしまった。国を越え時を超え生き続けるローラの孤独は平和を待ち続ける、死にきれない死者たちの祈りでもある。ユーモアにあふれる切なく、過激でロマンチックな作品にしたい。
― 渡辺えり